男×男!?
「榛遣様が転落されたっ」
「救護の先生呼んで!!」
「榛遣様っ!!??」
神楽が………転落…?
「神楽っ!!??」
あたしはさっきまでよりかかっていたベランダのフェンスに乗りかかるように下を見た。
そこには確かに神楽がいた。
「っ!!神楽っ神楽ぁっ!!かぐ―ぅんっ」
誰かがあたしの口を塞いだ。
力が強くて振りほどけないっ!!
「ふぅーんっ!!ンんっ!!」
「コイツはいいからアイツの所に行ってやって」
「しかし――…」
「大丈夫だろ…」
「晴仁様御独りでは――…」
「誰が1人って言った?……洋和」
「…はい。」
「ほら、1人じゃない。だから行ってあげて」
そぅ言うとさっきまで反抗していた執事は素直に、丁寧に返事をして部屋を出て行った。
「…大丈夫…?って感じではないね」
塞いでいた口を放して声をかけてきたのは眼鏡をかけて、茶髪で短髪の男の人。
この体型で何であんなに力が強いのか分からない。
ってか神楽!!
「神楽はっ!!」
またベランダを見ると、そこには医服を着た人が何人かいた。
「………はぁ…。」