男×男!?
「洋和くん…」
「すみません。お先に榛遣様を救護室にお運びしますので、後ほどでよろしいですか?」
「………よろしぃ…で…す…。」
洋和くんは神楽をひょいと持ち上げて部屋から出て行った。
神楽は気を失ったのか持ち上げられても無いも反抗しなかった。
「……。」
「……肇…?」
「………神楽…」
「……え?」
「神楽っ!!??」
肇は部屋から出て行こうとしたけど、誰かに止められて部屋に戻った。
入ってきたのは神楽の兄貴だった。
「はぁ…」
でも、あたしが見た神楽の兄貴は顔をしかめてため息を漏らした。
「また怪我人増加…か…。」
「ゴメンけど2人ともコイツら運ぶの手伝って。」
「あっはいっ!!」
あたしが黒崎に近づこうとしたらその手を神楽の兄貴に止められた。
「そいつはいい。篠原頼む」
「ぁ……はぃ…」
神楽の兄貴がした、黒崎への冷たい視線があまりにも恐くて、あたしは驚いた。
あたしは篠原を引くずって救護室まで運んだ。
あたしは神楽を捜したけどどこにもいなかった。
こんなに馬鹿広いんだ―…。
きっとどこかにいるって…。
あたしはドキドキしながら見ていた。