男×男!?
「///」
「何も言わないんだ」
「うッうるさいっ///」
神楽から離れ様と思って出した手を、
神楽はいとも簡単に取って、
あたしを見た。
「悠ちゃんって何も言えなくなった時
そーやってすぐ手ぇ出すよね。
……照れ隠し?」
「ちっ違うっ!!
何言ってんだよ馬鹿神楽!!」
「そーやって言葉も悪くしてさ…。
しかも噛むし、
隠せてないよ」
「だから違うって言ってるだろ!!」
そぅ言い終わると同時に
あたしは神楽にまた抱きしめられた。
出ようと思っても神楽が出させてくれない
「で、本当のところは?」
耳元で声を出されるとダメだ……。
「………しつこいぞ神楽…///」
「はいはい」
あたしの鼓膜には、
嬉しそうな神楽の声が響いた。
後ろから抱きしめられる様に寝転んで、
首あたりに神楽の顔が出て来て、
「明日やりたい事があるから
何もするなよ」
っと言うと、
神楽の顔は首元で止まって
そのままため息をして後ろに倒れこんだ。
苛められてるけど、
変な事されるけど、
あたしはなんとなく神楽といる事が好きで
毎日がけっこう充実していて、
あたしは神楽に何かしてやりたいって
思うようになった。
ただ神楽の腕の中にいるだけのあたしは
やめ様って思ったんだ。