男×男!?




「何で起こしてくれなかったんだよー!!」

「自分で起きろよ、大人だろ。」


肇と竜喜の声で

あたしは目が覚めた。



目の前にはぐっすり寝ている神楽がいた。


目の前でこんなにぐっすり寝ている神楽は

とても印象深い。

昨日のアルコールが効いてるのか、

眠りも深いらしい。

(神楽は酒を飲むと更に静かになるタイプ)



神楽の寝顔に笑っていたら、

ドアからノック音がした。



「起きられましたか?」

向うから聞えたのは洋和くんの声。


「あ、神楽はまだ…」

ベットから出ようと思ったのに、

腰に周っていた神楽の腕で出れなかった。




「朝食ができました」

「あ、ありがとう!!」



こぅゆぅとき、

洋和くんの『執事』だったときを

思い出す。



神楽の腕をゆっくり退かして

リビングに行った。


しばらくして

神楽が寝呆けた顔をしながら

寝室から出てきた。




何なんだろうな――…


最近、

神楽といると嬉しいんだ。

こぅゆぅ神楽の一面を見れることが、

凄く嬉しいんだ。

おかしいだろ。





「遅刻するからもぅ行くな!!

昨日はありがとう!!」


慌ただしく出ていったのは佐伯。

佐伯の仕事先は遠いらしい。

サクラが言ってた。




「俺も行くな!!

またな!!」


その後に肇も似合わないスーツを着て

神楽の家から出ていった。



「エリどーする?

竜喜が家まで送ってくって言ってるけど」


「じゃーお願いします!!」


竜喜は仕事先に、

エリと綾香は家に行く。






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