男×男!?




「ってかどーしたの悠ちゃん。

今日休みって聞いてたけど

料理してるとは思わなかった」


「何でも無い。 たまたま」


そぅ言うと神楽は興味無さそうに

唐揚げを食べ続けている。


って思ってたけど、……





「本当?

この料理みたらそんな感じしないな」


そぅ、机の上には唐揚げたけではなくて

サラダに、

鍋には一番自信作のコーンスープ。




「〜〜〜〜〜ッッ///」


諦めて冷蔵庫の前に歩いた。


「逃げないの」

「逃げてない///」

「?」




パタン…



「…………ん…///」


「……え?」


あたしが神楽の前に出したのは

小さめのホールのショートケーキ。



「……誕生日、……ぉめでとぅ……///」

「…ぇ、…ぁ、あれ??」

「は?」

「今日、俺の誕生日だっけ?」


「……だよ(笑)

自分の誕生日忘れんなよ(笑)」


「ぃや、毎年誕生日何もしてなかったから;;

忘れてた;;」



だと思った。




「だから、毎日世話になってるから……その、……ぁ…ぉお礼ってかっ……//////」



「その、…………ッッ///
…………ぃ今まで、…ありがとぅ。」



らしくない事を言ってるのは、

わかってる。




「……どうしたの、らしくない(笑)」

「…………悪かったなっ///」

「…………。」


神楽の言葉で不貞腐れたあたしの顔を、

神楽はしたから覗きこんで見た。




「…………。

ありがとう。
嬉しいよ。

自分で自分祝うの虚しいし、

そんな暇なかったし。

だからこんな事してくれるのが

すんごい嬉しい。

何だか…視点かえたら、

悠ちゃんぽいなって思えた。

ありがとう。」



って言って神楽は笑った。






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