花火
この街に足を運ぶのも二ヶ月ぶりだ。あの時、まさかこんな風にしてこの地を再び訪れるとは、夢にも思わなかった。全てが始まったばかりで、全てが上手くいっていた。幸福を映し出す鏡の、小さなひび割れなど、誰に気付くことが出来ただろう。
一度往復しただけの道のりだったが、さほど迷うこともなく、目的地に辿り着くことはできた。皮肉にも、これからは一人でも来れるようにと、必死になって道を覚えたことが、こんなことで役に立ってしまった。こんなことになると分かっていれば、もっと他のことに気を回すことができたのに。そんなことを言っても、後の祭りだとは分かっているが。
一度往復しただけの道のりだったが、さほど迷うこともなく、目的地に辿り着くことはできた。皮肉にも、これからは一人でも来れるようにと、必死になって道を覚えたことが、こんなことで役に立ってしまった。こんなことになると分かっていれば、もっと他のことに気を回すことができたのに。そんなことを言っても、後の祭りだとは分かっているが。