花火
津田沼のダンボール屋敷に着いたのは、六時を過ぎた頃だった。これから荷解きをしなくてはいけないのかと思うと、憂鬱な気分になった。先ずはどのダンボールを開け、どこから片付けていこう。頭の中でシュミレーションしてみても、実際の荷物が片付く訳でもない、諦めて目の前のダンボールから取りかかることにした。
黙々と作業を進めるはずだったが、途中で物静かさに耐えられなくなり、先ずはテレビを設置した。なるべく笑い声の聞こえてくる様なバラエティー番組を選び、音を少し大きめに設定し、作業を再開した。二時間程経っただろうか、取り合えず衣食住が出来る程度には片付いた。まだ未開封のダンボールが二つ、しぶとく残っていたが、後は明日やればいい。埃と汗に紛れた体をスッキリさせるためにも、先ずは風呂場に向かった。住む場所が変われど、ユニットバスというのは大差がないのだな。部屋探しの条件に、風呂トイレ別を加えておけばよかった。
黙々と作業を進めるはずだったが、途中で物静かさに耐えられなくなり、先ずはテレビを設置した。なるべく笑い声の聞こえてくる様なバラエティー番組を選び、音を少し大きめに設定し、作業を再開した。二時間程経っただろうか、取り合えず衣食住が出来る程度には片付いた。まだ未開封のダンボールが二つ、しぶとく残っていたが、後は明日やればいい。埃と汗に紛れた体をスッキリさせるためにも、先ずは風呂場に向かった。住む場所が変われど、ユニットバスというのは大差がないのだな。部屋探しの条件に、風呂トイレ別を加えておけばよかった。