花火
「朝は時間あったから軽く食べたんだけど、傷むとよくないし、中身も気になるっていうか」
怒られた子供の様に弁解した。
「分かりました。じゃお昼までにはちょっと早いけど、海辺でお昼にしよ」
笑いながら答えてくれた春香。午前中の柔らかな太陽の温かさが、より一層優しく感じられた。
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