神威異伝



「ふーん……、そうだったんだ」


理緒が小さく呟くと、十夜がある事を思いついた。


「あ……そういや理緒、何か寝言を言ってた気がすんなぁ」
「えっ!!?」


思わず理緒は、口を押さえた。

十夜が唸ってみせる。


「何だっけなー、すっげぇ面白い事を言ってた様な気がすんだけどよぉ……」



腕を組んで呟く十夜を見て、日向は呆れたように溜め息を吐く。

少し焦った顔をして理緒が、十夜に尋ねた。


「ね、ねぇ……何て言ってたの?あたし」
「うーん、それは……」


勿体ぶるように呟いた十夜は、真剣な表情で自分の言葉を待つ理緒を見つめ―……


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