神威異伝




「…………くっ、あはははははは!!」


大きな声で、十夜は笑い出した。

理緒が目を点にする。


「な、なに!!?あたし、そんなに変な事言ってたの?」


未だに騙されている事に気づかない理緒に、十夜が笑いながら言った。


「あー、腹いてぇ。ってか嘘だよ、さっきの」
「…………は?」


気の抜けた声で呟いた理緒を見て、十夜は悪戯が成功した子供の様にニヤリと笑った。


「寝言を言ってた……なぁーんて全部、嘘だよ」
「…………。」
「いやー、おもしれぇ反応だった」


一瞬、呆然としていた理緒だったが、十夜が言った事を理解しきると―……



< 167 / 237 >

この作品をシェア

pagetop