先生愛!




ガラッ








「そんなもの食べちゃいけませんよ。」


そう言って先生が入ってきた。


相変わらず,
『失礼します』
は言わないで。いきなり。







「いっ……いいじゃないですか!!別に食事制限ないんですしっ!!」

少し膨れながら言った。

だってこれはまた別腹だしっ♪







「だって,夕食あまり食べてなかったでしょう?」


「……何で知ってるんですか?」


「そこに書いてある。」

そういって,机の上に置いてある,看護士さんにもらった体温等を記入する健康チェック表を指した。
そこに,食べたご飯の量を記入する欄があって,そこに私は
『夕食 主食6,副食5』

と書いていたからだ。



うっ…するどい…


私は紙をとっさに裏返して,

「いやいや…お腹いっぱいで…」
テヘヘ,と苦笑いをした。







「お腹いっぱいなのに,ケーキは食うのか。」

冷たい目で私を上から見下ろし,私の頭を軽く叩いた。




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