先生愛!
『食うのか。』
って…。
また先生,素が出ちゃってるよ。
ねぇ。
それ,わざと?
テクニック?
わざとじゃなかったとしても,それ,私にとっては大分有効な技だよ…!
医者としての厳しく,しっかりした面と
厳しくも優しい,素の部分をもつ,医者としてではなく,1人の男としての面。
ずるいよ…
さっき,先生が私を軽く叩いた所から,徐々に体が熱してくる。
きっとまたもや私は,まっピンクになってるはず。
「はぁ。」
そういって深い息をついて,前髪をかきあげながら,ベッド横の椅子に先生が座る。
何しにきたの…?!
そんなっ…椅子になんか座って…
長居するつもり!?
まあ…それならそれで,嬉しいんだけど…
だって普通先生って,みんな立ったまま話するよね?!
何なの?!