幼なじみは先生


「ということで他の役者も今音楽室にいるからついてきて下さい」

すみれちゃんの一言に続いて教室から出た

いっくんをチラッと見てみた

距離が何となくぎこちないのは気のせい…?

ガラッ

音楽室に入ると同じクラスの子や色々な人がいた
「はい!みんな集まってぇ!これから一時間、映画?の練習をします。ビシビシといくので練習頑張ってね!
さぁ、第二シーンでる人達前に出て…第一シーンは今度するから」

第二シーン出るなんて…

緊張するッ…

真ん中に何人か集まる

『本番は机とか使うから。今日は何も使わないでやるので。じゃ、最初の台詞、真白さんお願い。ドアから入って来て台詞言って』

「は、はい」

返事をして音楽室を出る
緊張が…!!

『それじゃ始めます。スタート!』

ひいいっ〜〜!!

震える手でドアを開ける
台本を持ち台詞を言う

「お、はよ」

「ガッーート!」

委員長の桂木さんがいきなり変な言葉を放った

ガット?

そのすきに頭に何かで叩かれた

バシィッ

「痛っ」

な、な、何事!?

「やる気あんのかゴラァ」
桂木さんの片手にはでかいハリセンがありました。

ひいいっ

そのハリセンは一体どこから!?


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