幼なじみは先生


教室の中に入ろうとした時、中から声がした


この声って…いっくん?

ドアを少し開けて教室の中を覗く


机にはまだ1人も座っていない

黒板の所を見てみるとやはりいっくんがいた


話ている内容を聞いてみる

『この数式を使うと…』
もしかして…数学の説明を練習してるのかな?

こんな朝早いのに…

頑張っている姿が頭に浮かぶ

ドアにもたれかかっていっくんの声とともに時間が過ぎていった

朝早く来すぎたけど、得したかも…

そんな時、もたれかかっていたドアが開いた

「わっ!」

ポスンと居心地のいい少しタバコの香りがした"彼"に収まった

片手でお腹を押さえられて転びそうになるのを防げた

『真白…?』

頭の上から声をかけられる

カアアッ…

顔が熱くなってバッと彼から離れた

顔、絶対赤い…

顔を見られないように後ろ向きに言葉を放った

「ご‥ごめんっ」

後ろにいるいっくんに謝る
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