幼なじみは先生


キーンコーンカーンコーン…


予鈴が鳴って授業が終わりを告げる


「真白、次って体育だから着替えよう」

「あー、うん」

そう一言返事をして席を立つとジャージに着替えてそのまま体育館に足を運んだ


日直が号令をかけて授業が始まる

それと同時にジャージ姿のいっくんが現れた

女子が小さな黄色い歓声を上げながらいっくんを見る

『今日は跳び箱するから六台ぐらい用意して』

その一言にみんなちょっとずつ立ち上がって倉庫へと跳び箱を用意しに取りに行った

あたしもクラスの友達と一緒に運び終わりまた自分の場所に立つ

『よし、じゃあ自分の好きな場所跳んで、怪我しないようにな』

いっくんはそう言うと笑みを浮かべた

一瞬の隙の笑顔

トクンと胸が弾む

「真白、どこ跳ぶ?やっぱ最初は念のため九段のとこ行く?」

「え?あーうん。じゃあ行こっか」

そう言って九段の跳び箱のとこに行く

久しぶりだよな…跳び箱
転びませんようにっ

なんて祈って列に並ぶ

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