幼なじみは先生


「…創也さん、今何してるんだろ‥‥」


そう言うとまたポッキーをもう一本つまんだ


「大丈夫だって!杏の身になんかあったらあたしが守るから。ね?」


「ありがとね、真白。」


「どういたしまして!」


なんて会話をしながら杏と顔を見合わせて笑い合った


「ふぅ‥真白は、晃先生とどうなの?」


ドクンッ


急に杏に聞かれてポッキーを吹き出しそうになる

「ブッ‥え?えと‥別に何も変わってないよ」


苦笑いを浮かべるとジュースを一口飲んで、喉を潤した


トクンットクンッ


びっくりしたぁ…


「もったいぶらないの!だって冬休みとか撮影で会ってるんでしょ?絶対進展があるはず!」


真剣に聞かれて戸惑う


「…普通に会話したりはしたけど」


コップを両手で握り締めながら顔を近づけてくる杏から離れるようにコップに顔を隠して少し後ずさる


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