幼なじみは先生


「けど…何?」


「えと‥それだけ」


そう言うと杏は溜め息を吐いた


「そっか…けど、真白もちゃんと…相談してね?」


その言葉にジーンッと涙腺が歪む


杏…


「ありがとね、杏」


ヘヘッと笑いながらポテチを頬張ると"お互い様です"といってピースサインを向けた


それから何時間か恋の話や他愛ない話しをいっぱいした


「もう3時だ…」


そう呟いて杏と顔を見合わせる


「…徹夜しちゃう?」


杏が笑みを浮かべながらニヤリとあたしを見つめる

「そうだね‥!」


それからまた会話に弾む杏とあたし


―――――
――…


「あ‥朝」


カーテンの隙間から光が差し込んで眩しい


もう朝なんだ…


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