危険な日々
「麗玻、今日どうする??」


「今放課後っ!!?」


…今更ですが


私は驚きのあまりに席を立つ。


「さっきも言ったじゃん」


夏、呆れ果ててため息ついちゃったよ。


「や…やばいっ!!!かっ帰らなきゃっ!!!」


遅れようものなら


悪魔にシバかれる…っ


「あ、なんか用事??」





夏の表情が


曇る。


「あっ!!!かっ家庭の事情!!?」


…声


裏返ったよ…


なんか嘘ついてるみたいじゃん…っ


「そか。」


…嘘なんかついて、


ないもん…


悪魔はお兄ちゃんだもん…


「じゃあ帰るかっ!!!今度は付き合ってよね??」


そう、明るく笑う夏。


私は


お兄ちゃん…って


自分でそう


思ったくせに


なんだか気持ちが暗くなった。
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