月と太陽の事件簿4/卒業までに解く問題
あたしが首をかしげていると達郎兄ちゃんの解説が入った。

「ホントわかりづらいわぁ、コレ」

再び本音を口にしてしまい、あわてて湯月くんを見ると、その顔面は蒼白になっていた。

「いい加減にしろ」

あきれ顔の達郎兄ちゃんに小突かれた。

「ご、ごめん」

あたしはあわてて手紙に戻った。

ええと【10+26】で36、【5+16】で21、【4+12】で16、【7+7】は14で濁点つきか。

これらすべてをいろは順に当てはめると…。



『あなたがすき』



「え?」

思わず声が裏返る。

「分かったか、下駄箱にこっそり入れてたワケが」

「どどどういうこと!?」

「『ど』が多すぎ」

いや今そのツッコミ必要ないから!

あたしの頭はすっかり混乱していた。

「その文面どおりのことさ、そうだろ湯月くん」

達郎兄ちゃんに促され、湯月くんはようやく顔をあげた。

< 44 / 55 >

この作品をシェア

pagetop