月と太陽の事件簿4/卒業までに解く問題
「僕は前からずっと旭さんのことが好きでした」

しぼり出すように言ったと同時に青かった顔は真っ赤になった。

眼鏡の向こうにある瞳は完全に涙ぐんでいる。

でも、湯月くんはしっかりとあたしを見つめていた。

「部活動の時、誰とも仲良く楽しそうに遊ぶ旭さんの笑顔がずっと好きでした。でも3年間ずっとその事が言えなくて…」

湯月くんはここで大きく深呼吸した。

「卒業前にどうしても好きだということを伝えたかったけど、面と向かって言えなくて…」

「手紙でも正直に言えなくて…それでこんな変なカタチになっちゃって…」

湯月くんの言葉は最後まで続かなかった。

でもあたし自身それどころじゃなかった。

体が熱い。

胸がドキドキする。

あたしの顔も真っ赤に違いない。

どうしよう、湯月くんの顔がまともに見れない。

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