愛した名前

私はみとりちゃんに大きく目を開く。


「明日にでも・・・予約しちゃえば?」


そう言ってからかうように私は笑う。


「えっ!まだ、はっ、はやいよぉ・・・!2ヶ月も先だよ!」


私と同じようなことを言う。


「さきも同じ」


「あ・・・」


自分と重ねればわかるもんだね。


まぁ、私とみとりちゃんはちょっと違うけど。


私は付き合ってるわけだし・・・。


なのに、誘おうともできない私って・・・!


本当は一緒に行きたいんだけどね・・・


行きたいって気持ちはあるんだけどね・・・


私の意気地無し・・・。




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