【短】さ く ら Ⅰ~あなたのことが好きすぎて~
「なんて…なんでそんな嘘ばっかり…。」
冷静でなんかいられるわけがなかった。
「亜由、どういうことか説明して。」
陽介の声にはっとした。
そして、やっと自分の置かれてる状況に気がついた。
陽介の後ろには不敵な笑みを浮かべる雪村さん。
そんな雪村さんをかばうように前に立ち、あたしの目の前にいる陽介。
そして空のコップを持つあたし。
「どうして、水なんかかけたりしたんだ?それに肉じゃがも、火傷したら危ないだろ?」
「……。」
水は確かにかけたけど、肉じゃがは……。
そういえば、さっきから足がジンジンする。
火傷、したんだ。
「黙ってちゃわかんないだろっ!」
陽介が大きな声をだした。