2つの世界
「あたしを潰そうとするのは勝手にしてください。負けませんから。」
「麻莉?何、言ってんの?」
「優花。大丈夫。でも、あたしの秘密で他の人を苦しめるのはやめてください!!」

波留さんは驚いたような顔をした。

「初めてよ。そんな風に言った人。大抵、他の人がどうなってもいいから、潰すのやめて。とか言うんだけど。」

そう言って最初に会ったときの、優しい笑顔を見せた。

「波留さんはそっちの笑顔の方が似合ってますよ。」
「うるさいわね。でも…あたしの負けね。もう、人を傷つけるような事はしないわ。約束する。」
「波留さん!!」
「で・も!!あたし、もう1回這い上がって潰しに行くから!!」
「はい!!受けてたちます。」

波留さんは、その後どこかに行った。

「ねぇ、悠斗。」
「ん?」
「波留さんって、ホントはいい人なんだよね。」
「あぁ。」

あたし達が波留さんが居なくなっていった方を見てたら、

「さ!!次は麻莉達の番よ。」

って、優花に言われた。

「は?何が?」
「ちゃんと仲直りしなさい!じゃ、あたし達邪魔者は消えまーす♪」
「じゃぁな。」

そう言って、優花と弘輝は去っていった。
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