彼は私の子供です。


裏口に私は走り、非常階段に座り込んだ。




ありえなくない?



なんで、たかちゃんのこと知ってんの?


て言うか、、


私の渡したお金で、たかちゃん、遊んでたのかよ。



すげーショック。



あんな必死に。



振り向いてほしい一心で、バイト代ほとんど渡してたのに。


私の精一杯の気持ち。


たかちゃんと繋がっていたいから、頑張ってたのに。。




悔しくて涙が溢れた。



よりによって、本命じゃなくてあんな女にお金使ったのかよ!



酷い。






私は気力を全て奪われたような感覚に陥ってしまい、俯いた。






「沙知!」






あぁ、なんてタイミングで現れてくれるんだ、この人は。。








「…健太…………」





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