ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「なんでホラー系って、年齢制限あんスか?」
「小さいコには、刺激が強すぎるんだよ」
たまたま入ったお店で、向かった場所はDVDコーナー。
そこで、歩夢は疑問を零していた。
あたしは、もっと、こう、ラブストーリーとか。
めっちゃ笑えるコメディとか。
「泣けちゃう感動的な話のほうが好きだけどな」
「怖さで泣けば、いいじゃないっスか」
「それは、また違う」
この犬はどうして理解してくれないかなぁ、純粋な乙女心を。
「あ、ねぇ歩夢、これなんかどお?」
そう言いながら差し出したのは、犬が登場する物語。
「なんスか?」
「ほら、歩夢って犬っぽいじゃん?
だからピッタリだと思って」
特に、その潤んだキラキラの瞳とか。
「バカにしてるんスか?」
と.とんでもないっ。
「バカになんてしてないよ。
可愛いって言いたいだけだって」
一瞬、黒がかったオーラが歩夢を包んだ、けど。
気のせいだと思いたい。