ケンカ上等☆不良校上々↑↑
あたしは苦笑いのまま。
目の前では、困ったようなため息1つ。
「何回言ったらわかるんスか?」
そう言うと、手に持っていたDVDを棚に戻す。
直後、自由になった両手で、あたしの肩をガシッと掴んだ。
「え?なに?」
突然のことに驚いていると、今度はグッと顔を近づけてくる。
「あゆ、む、?」
至近距離すぎる…。
口を閉ざしたまま、見つめ合うこと数秒。
てゆーか、店内の隅っこで、あたしたちはいったい何をしてるんだろう。
「はぁー‥」
しばらくして、視線を外した歩夢が再びため息をついた。
肩を掴んでいた手も、少しずつ距離をとっていく。
「どうしたの?」
首を傾げて質問すると、
「なんでもないっス」
曖昧な答えと一緒に、優しい笑顔を返された。