ケンカ上等☆不良校上々↑↑
恥ずかしくなって、俯く。
「そこ笑うとこと違うよ」
「面白いんだから、笑うとこっス」
楽しそうな声に、少し顔をあげて目線を上に向ける。
見えるのは、相変わらずニコニコしてる歩夢の表情。
「歩夢って、時々意地悪だよね」
「時々じゃなくて、いつも」
「うわー、悪いコだ」
「みくるも悪女だったりして」
悪女って。
「い.痛たっ!」
次の瞬間、歩夢の声が響き渡る。
「はひひゅひゅんひゅひゃ(なにするんスか)」
あたしが思いっきり、ほっぺを引っ張ったから。
「ちょっとムカついたんだもん。
だから、つい…」
パッと両手を放すと、痛そうに頬を撫でてる。
「ごめん」
「乱暴すぎっスよ〜。
許すけど」
そう言いつつ、仕方ないように笑う歩夢は、本当に優しいんだと思う。
あたしなんかより、ずっと中身は大人な気がした。
「でも、こうして歩夢と話すのも楽しいかも」
「そおっスね」