ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「でも、みくるのおかげで憧れの翼先輩の仲間にもなれたし」
あたしも、歩夢には感謝かも。
あの入学式の日、歩夢と一緒にいた人に絡まれてなかったら。
「あたしも、歩夢のおかげで、みんなと仲良くなれたんだよ」
もし、翼が助けてくれてなかったら。
掲示物にあたしの手が届いてたら。
今のあたしは、いなかったんだよね。
「なんか、運命っスね」
「うん、運命だね」
これまでを思い返してみて、しみじみと語る。
まず最初に、あたしが親の転勤でここに来たことから始まったんだ。
あの頃は、学校に行くのも嫌だったのにな。
今じゃ、学校に行けば会えるから。
翼に───‥
「てめぇら、なにやってんだよ」
背後から聞き慣れた、でも怒りに満ちた声が耳に入り込んでくる。
あれ?
あたし、幻聴でも聞いてんのかな?
「えっ、つばさっ?!」
でも、振り返った先、好きな人。
突然現れた人物に、あたしの目はパッチリ開いた。