ケンカ上等☆不良校上々↑↑
一瞬、自分の頭がおかしくなったんじゃないかって思っちゃったけどさ。
あたしの後輩だったの?
でも、学年は一緒、だよね?
制服だって、ちゃんと海風高校のだし。
「学年一緒なのに、年齢低いって言われても、なにそれーってなるよ」
冗談とか、そーゆーレベルじゃないの?
本気?これは本気ですか?
「学年は、芽咲がどうしても同じがいいって、芽咲の親の権力使って無理矢理……」
え?親の権力利用?
それって犯罪じゃないよね?
まさかね。
「その話、全部事実?」
「そっスよ」
当たり前だというように、歩夢がすんなり頷くから。
「なんで、今まで言わなかったの?」
驚愕すぎる事実だけど、とりあえず信じることにした。
歩夢が嘘つくようにも見えないし。
「だって、年下だからって後輩扱いされたくなかったし、白石みたいなのに気を遣うのも嫌っスもん」
「そー‥なんだ」
歩夢、毒舌。
太陽、ご愁傷様です。