ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「で.でもっ、本当にそんなことってあるの?」
信じるよ、うん。
信じるけど、ほら、念入りに、ね?
歩夢は嘘つくような人じゃないのは、ちゃんとわかってるんだけど。
いきなり年下でした。はい、そうですか。ってならない!
いくらなんでも、そう簡単に納得できない!
「勉強とかは?
学力の問題とか、すごい問題あるよね、コレ」
「あー‥、学力は問題ないっスよ。
たぶん俺、みくるより頭いいし」
「な゛っ………」
今、さらっと言ったよね?
あたしの学力知ってます?
そこそこできるんですよ、こう見えて。
「あ、別にみくるをバカにしてるわけじゃ、ないっスよ?」
「そう言ってる時点でバカにしてるよね?
いーよ、別に。
歩夢が騙してたって、みんなに言っちゃうから」
「えっ!?」
これは、ちょっと言い過ぎ?
焦り始めた歩夢を見て、沸いてくる罪悪感。
「それだけはダメっス」
「じゃあ………、そーだ。
あとで何か奢ってくれたら、黙っててもいいよ?」
交換条件っていうのも、相当質悪いな、あたし。