Memories - 年の差恋愛 -
「佐智子ちゃん、ごめんね」

「いえ、いいですよ。同窓会はいつなんですか?」

席に座ると飛田さんが伝票を持っていて「そろそろ出ようか」というのでお店を出ることにした。

「同窓会といっても、いつも集まる仲のいいメンバー10人前後で飲むんだよ」

年に数回集まって飲んでいるらしく、今日の電話もそのお誘いだったらしい。

なんだ、私が想像していた同窓会とちょっと違うのかも。

そう思うとなんだかすっと気持ちが楽になる。

少しだけ、不安だったから。

うまく言えないけど…。

「いってもいいかな?」

「え?うん、いいですよ?」

まさか私に聞いてくれるなんて思わなくてびっくりしてしまう。

それになんだかいつもと違ってなんだか…後ろめたいことでも?

「じつは・・・」

少しだけ頭をかきながら申し訳なさそうに話す飛田さんの口からは、今回は前の奥さんも参加するらしいことを伝えられた。

今さっき聞いたばかりの前の奥さんのことが再び頭に蘇ってくる。
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