ハルのためなら【短編】
走り疲れていたのかいつの間にか眠ってしまっていた俺

誰かに蹴飛ばされて目を覚ました

「なに逃げてこんなとこで寝てやがんだよ!人のことバカにしてんのか!」

寝ぼけていた俺は座ったまま河本たちを見上げていた

ガタイの大きな連中は木刀を持ち

ひ弱そうな弟子はナイフを持っていた

やれやれ、万事休すだな


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