アタシの彼氏は英雄者
[放課後]

ゆ「亮、なに言った」

亮「なにってなに??(笑)」

ゆ「だから、りおなに・・・」

亮「ただ、お前だ好きなタイプは
  りおなだって気づかせてあげただけ」

ゆ「勝手なコト言うな、
   俺は・・・」

亮「りおなが好きだ、でしょ??
  裕はおてんばで、おちつきないけど
  明るくて、よく笑う子が好きなんでしょ??
  いや、まさに、りおなだなって思ってつい・・・」

ゆ「はぁー、気になってはいるけど」

亮「見たら分かる(笑)、様子おかしいし」

ゆ「変体かッ!」

亮「うそうそ、ごめん、ごめん!」

ゆ「(笑)じゃ、明日な」

亮「・・・ちゃんと言えよ、りおなに
  好きだってよ!じゃーな」

ゆ「・・・・」


[翌日]

り「ねむっ」

夜中の3時まで起きてたアタシの

体と頭はもう限界だった

体は全身がダルく

頭は朦朧として

今にもぶっ倒れそうだった

回りもよく見えない

けど、外からみたら

フラフラ歩いている酔っ払ったおっさんのようだろう

周囲の目なんて気にしてる状況じゃなかった

まして、今どこを歩いているのかもわからない・・・

この近くの道は

朝から晩まで人通りや

車の通りが多い

だから余計危険性が増すのだ


コトコトコトコト・・・



・・・バサッ・・・


体中が痛い

もうダメだ

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