俺様執事のち、二重人格。
やっと
体育館裏の物置小屋に
着いた。
中からは
珍しい月の、か細い声と
先輩方の怒鳴り声。
「アタシの生活
どうしてくれんの!?」
「それは…
仕方ないじゃないですか
…ビジネスですよ?」
「大体さ~
涼しい顔して
爽汰サマを連れてるとか、
ウザいよ?お前。」
「友達も
ろくにいないくせに」
「爽汰サマだって、
お前の財閥目当てで
近寄っただけだし、
自惚れんな。」
「……」
あら、ヒドい。
こういうの、最悪だな。
「…雅弥、
俺、一人で行くから。
俺が
もし出てこなかったら、
月を助けにこい。」
「…大丈夫か?」
「喧嘩くらいできんだよ、
見くびんな、ばーかっ。」