俺様執事のち、二重人格。






やっと
体育館裏の物置小屋に
着いた。






中からは
珍しい月の、か細い声と
先輩方の怒鳴り声。










「アタシの生活
どうしてくれんの!?」







「それは…
仕方ないじゃないですか
…ビジネスですよ?」






「大体さ~
涼しい顔して
爽汰サマを連れてるとか、
ウザいよ?お前。」






「友達も
ろくにいないくせに」






「爽汰サマだって、
お前の財閥目当てで
近寄っただけだし、
自惚れんな。」






「……」








あら、ヒドい。




こういうの、最悪だな。









「…雅弥、
俺、一人で行くから。
俺が
もし出てこなかったら、
月を助けにこい。」






「…大丈夫か?」





「喧嘩くらいできんだよ、
見くびんな、ばーかっ。」







< 48 / 84 >

この作品をシェア

pagetop