俺様執事のち、二重人格。
「…帰ろっか。
月、看病してくれる?」
ニタリと
笑ってはみるものの…
「…する」
真顔で答える月には
ホント、調子が狂う。
「んじゃあ、肩貸して?」
「うん。
あっ!!
ちょっと待って!!
…百合奈と雅弥君…
ほんとにごめんなさい!!」
精神誠意、頭を下げる月。
ってか、
存在忘れてたよね?
今の今まで…
「…ううん!!
無事で良かった。
まだまだ聞きたいことは
いっぱいあるけど…
また後日ねっ。
友達なんだから、
当たり前だよねっ、雅弥。」
「…うん、そうだよ!!
月ちゃんがそこまで責任を
感じる必要はないさっ!!
ホントに…いい執事だな、
爽汰は。
俺も仕えて欲しいわぁ~
ってか、
今日はもう爽汰
連れて帰ってあげてー」
雅弥の言葉ってさ、
時に鳥肌もんだな。
でも、
いつも通りの2人で、
なんだか
ホッとしてんな、アイツ。
取りあえず良かった…。
肩を貸すのにも、
ホントに
抵抗がなさそうな月さんに
結構、動揺。