俺様執事のち、二重人格。
「なっ!!
何言ってるんですかっ!!
そんなことっ…」
「顔が真っ赤になって…
益々可愛いですね、月様。
俺、仕えるなら
月様みたいな子がいいです」
そう言って
はにかむ桐生さんは
きっと、誰から見ても
カッコいいんだけど
男嫌いな私にとっては、
困惑の対象なわけで…
普通はこんな素敵な人に
こんなこと言われたら
メロメロなんだろうけど…
とっ、とにかく!!
この場を上手く
切り抜ける方法…
…わかんなぁぁぁい!!
こんな
シュチュレーション
今まで未経験、ゼロ!!
だっ、誰か……
けど、そんなこと
祈る間もなく
気づいたら、誰かに
後ろから抱き寄せられた。
いや、
“誰か”じゃない…
こんなことするのは…
「お言葉ですが桐生さん。
月は俺のお嬢様。」
…爽汰だけ。