高飛車女と副会長
「とにかく、俺は乗らねぇぞ。ケイトラ用意しろってんだ。」

そっぽを向いて、ボソッと呟く。

何だ。このフランスパン車は。こんなん乗ってたら、俺、金持ちの坊っちゃんです。こんな俺よろしくね!!って言ってるようなもんじゃねぇか。 (ちょっと違う)

乗らねぇ。絶対乗らない。
中野はそんな俺を見て、何を思いついたのか、車庫にまた戻っていった。

まさかケイトラあるんじゃねぇよな。それならいいんだけど。

ふーっと息をはいて腕時計を見る。

…まだ大丈夫か。
意外に真面目な俺は、遅刻を嫌う。そこは、父親譲りだった。

しばらくして、何やらカラカラと音が聞こえたかと思うと、中野が満面の笑顔で車庫から出てきた。

!!?

俺は言葉も出ない。
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