高飛車女と副会長
「お坊ちゃまっ。これなら如何でしょう。いかにも庶民的で、お坊ちゃまの趣味にも合うかと。」

…趣味じゃねぇよ。
俺は、恥ずかしさのあまり、拳を握った。

「そ、それ…。」

ママチャリじゃねぇかー!!!!!!

「おい!!!こんなんでここからの距離いけるはずねぇだろっ。」

中野は天使の笑みのまま、俺にママチャリを押し付けた。

「お坊ちゃま。私も、お坊ちゃまが学校に行くように、私も行かなければいけない所があるのです。もう行かないと間に合いません。」
「お、おいっ!!」

中野はそう言ったかと思うど、突然フランスパン車の方へ乗り込んでしまった。
「では、ご健闘を祈りますっ!!お坊ちゃまファイトー!!!」

バタンっ  ブロロロ…

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