契約の恋愛
亮也と出会ったのは、中1の秋らへん。
と言っても亮也とは同じクラスだったから、毎日顔は合わせていたけれど。

その頃の亮也は、それはもう有名な不良男だった。

髪は金に近かったし、校則違反は当たり前。

タバコも普通にやってたし、口調も態度もすっごい怖かった。

当の璃雨は、個性を迷う事なく出せる人は嫌いではなかったから、尊敬はしていた。

でも、正直関わりたくはなかった。

亮也は毎日ケンカを繰り返していたし、女の子にも容赦はなかった。

一言でいえば、最低男。

一体何が嫌で、何がしたいんだと哀れみの視線を送った事もある。

猛獣のような彼を満たすものは、一体なんなんだろうと。
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