契約の恋愛
次の瞬間、驚く言葉が西山日向の口から飛び出した。
「あ~。聞いた通りの女の子だね。俺、紀琉の幼なじみなんだ!!」

……へっ!!?

その言葉に、さすがの璃雨も西山日向と視線を合わせてしまう。

今…紀琉って言った?

「驚きすぎ(笑)紀琉にも友達くらいはいるんだよ?」
「……はい。」

確かに、紀琉も人間だ。

他人との友情を築いていたとしても、どこもおかしくない。

紀琉との出会い方や、付き合い方があまりにも普通と異なっていた為に、そんな当たり前なこともきづかなかった。

紀琉も人間だ。

西山日向はニコっと笑った。
愛らしい笑顔は、どこか陸飛を思い出させた。

チクっと痛む心。

「紀琉から、璃雨ちゃんのことはよく聞いてた。だから、璃雨ちゃんのこともよく知ってる。」

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