契約の恋愛
そして場面は変わり。只今屋上。

運よく誰もいない屋上で、璃雨と雪葉は昼食を共にしていた。

チラリと雪葉の様子を伺う。
雪葉はいたって普通にパンを食べている。

……いつ、打ち明けよう。
もうそろそろいいかな。

いちいちタイミングを伺うほどのことでもないのに、璃雨はびくびくしていた。
「璃雨ね、彼氏ができた。」
「うっそ。おめでとう!」

…か。

「璃雨、彼氏できた。」

「はぁ?璃雨さっき好きな人いないって言ってたじゃん。」

…か。

先にシュミレーションをしてみる。

…2番目は避けたいかも。
大丈夫。我が親友雪葉はそんなことで怒ったりしない…と願いたい。

よしっ。

私は軽く息を吸う。

いざっ、出陣!!
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