契約の恋愛
雪葉ママの調査が始まった。

「…昨日。」

「昨日っ!?」

昨日はあたしと合コン行ってたじゃねーかぁ!!という表情を浮かべている。

私は嘘が下手なので、手短に済ませようと少し早口で口を動かした。

「昨日、告られてOKしたの。」

「……知ってる人?」

どうやら雪葉はナンパじゃないのかと疑い始めていた。

顔にはっきりと書いてある。

私は、少し考えてすぐに顔をあげた。

「…前々から気になってた人でね。好きかどうかは分からなくて。でもその人に告られて初めて自分の気持ちに気づいた…みたいな。」

「…ほぅ。」

「その人はね、K大の生徒なんだ。結構真面目で、好い人だよ。」

…なんかもう、結婚相手を見定めるお父さんみたいな目つきになっちゃってるよ、雪葉。

璃雨の口調もそれっぽいし。
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