ずっと抱いてて
それぐらいだったら、いっそのこと部屋で会うに留めておけばいいし、実際そっちの方が賢明なのだった。
そしてボクたちは時が経つのも忘れ、性行為に勤(いそ)しんだ。
淡々と時間が流れ、あっという間に夕刻になる。
愛海がベッド上でぐったりとなっていると、ボクが、
「大丈夫?」
と訊いてみた。
半分は鎌を掛ける意味で、だ。
「ええ、何とかね……」
ボクも疲れきっている愛海にそっと寄り添い、互いにベッド上で横になって寛ぐ。
シーツには愛海の使っているシャンプーの残り香が移っていて、漂ってきた。
ボクはそのにおいを嗅ぐに連れ、
“今一番大事なのは、愛海を守ることだろうな”
と思っていた。
実際に目の前で彼女はボクにすっかり懐(なつ)いている。
恋人同士でこれ以上いい関係はない。
そしてボクたちは時が経つのも忘れ、性行為に勤(いそ)しんだ。
淡々と時間が流れ、あっという間に夕刻になる。
愛海がベッド上でぐったりとなっていると、ボクが、
「大丈夫?」
と訊いてみた。
半分は鎌を掛ける意味で、だ。
「ええ、何とかね……」
ボクも疲れきっている愛海にそっと寄り添い、互いにベッド上で横になって寛ぐ。
シーツには愛海の使っているシャンプーの残り香が移っていて、漂ってきた。
ボクはそのにおいを嗅ぐに連れ、
“今一番大事なのは、愛海を守ることだろうな”
と思っていた。
実際に目の前で彼女はボクにすっかり懐(なつ)いている。
恋人同士でこれ以上いい関係はない。