Secret Prince
この時、俺、6歳、小1。
だが、成熟し切っていない脳細胞にも、
その重大さは、ひしひしと伝わってきた。






















「俺が、・・・・・・・・・・怖いか?」



突然、ポツリと、総統は呟いた。
口調は、自嘲気味だ。
だが、後悔のようなものは感じられない。
その口から発せられた言葉の中に、少なくとも、
俺には、そんな思いは見出せなかった。
































それにしても、怖い、ってどういう事だ。
俺は、思い返してみたが、よく分からなかった。
現実を突きつけられたのは、確かにショックでは
あったが、何故か、この人から離れようとは思わない。
不思議と、彼の存在感に惹きつけられるような、
そんな感じ。
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