Secret Prince
「俺は、生まれて暫くして、・・・・・・親に
 捨てられたんだ。
 俺の家は、そんなに金持ちじゃなくてな、
 ・・・・・・・毎日の生活を送るのが、やっとの
 状態だったらしい。
 その事を、3歳の時に聞かされて、・・・・・
 それとほぼ同時期に、俺は、とある家庭へと
 売られた。」




俺は、淡々と話し続けた。
心のどこかが、痛い、怖い、と警鐘を鳴らして
いたのには、気付かないふりをして。























「まぁ、要するに、・・・・・・・っ!?」



突如、視界が真っ暗になるような、そんな感覚に
襲われた。
頭痛を通り越して、ジェットコースターが延々、
終わりなく、ねじれたまま続いているような、
その真っ只中にいるような、・・・・・意識が、
徐々に薄れていくのを感じた。





































声を出したくても、何故か出せない。
訳の分からないジレンマに悩まされつつ、
俺の意識は、闇へと消えて行った。
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