Secret Prince
「・・・・・・・・・・・・あんたに、
 俺の何が分かる・・・・・・・・・・?」




冷静さを装ってはいるが、内心、舌打ちを
している。
怒りを露骨にぶつけるなんて事は、
出来る事ならしたくなかった。
友情を築きたいなんて、そんな事は
思わない。
ただ、仕事に不都合だから。

































一体、あんたは、俺の何を知ってるって
言うんだ?
孤独なんて、味わってみなければ分からない。
人の想いは移り気故に、察する事は容易くない。
移りゆく孤独も、悲しみも、切なさも、
途方もない漠然とした痛みも、
結局は、その人にしか分からないものだと思う。
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