Secret Prince
「ビオラが出てきたって事は、俺達の秘密を
 藍斗に話す覚悟が出来た、と考えて良いんだよな?」




そう言うのは、藍斗の場合は雨宮先輩。
俺の場合は、最も信頼できる側近の、廉。

























「うん、良いよ?
 はっきり言って、こんなに早いとは思わなかったけど、
 遠からず話さなきゃいけないんだもん。」




うん、分かってたんだよ。
だけど、ギリギリまでは悟られたくなくて。
藍斗が、世界の命運を握っているなんて、
莫大なプレッシャーがかかるに決まってるんだもん。
でも、藍斗にも考える時間は必要だから。
『選択』するための時間を与えてあげないと、更に混乱は
増幅して、世界を破滅へと導くのだから。




























吟味した上で、俺という存在を捨ててほしい。
その手で、俺と決別してほしいんだ。
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