盲目の天使

夕方、宴の席は盛り上がっていた。


無礼講ということで、普段は城の中に入れないような身分のものでも、

王の前で、芸をすることが許されている。


大勢の踊り子たちが、美しい舞いを披露し、

楽師は、楽しい音楽や、艶のある音楽をさまざまに奏でた。


お酒が入ったこともあり、プロン王も、杯を片手に、上機嫌で笑っている。


「カルレイン様の、おなりです」


兵士の一人が声を上げると、皆、一斉にそちらを振り返った。


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