盲目の天使
「それは、俺の妻になるのが嫌ということか?」
心に思い浮かんだ事を、確かめずには、いられない。
「いえ、そういうことでは・・」
明らかに、不機嫌になったカルレインの声音に、リリティスは、戸惑った。
自分は何か、判断をあやまってしまったのだろうか。
畳み掛けるように、カルレインの、いらついた台詞が降ってくる。
「臣下の妻の方がいいのか?」
「いいえ」
「正妃ではなく、愛人が良いのか?」
「そんなわけが、ありません!!」
愛人という単語に、リリティスは敏感に反応した。
どうして、そんな意地悪なことをおっしゃるの?
私は、私の気持ちは・・・。