Bitter
逃げたくはないので学校に足を運ぶことはやめなかったが、

胃が痛くなる日々が続いた。





私がアコ達に独りにされた事は女子の間で広まったようで、挨拶を返してくれる女の子の数は日に日に減った。




男子がいる空間では無視程度ですんでいたが、
彼らがいなくなると好き放題された。



大声での嫌味から始まり、殴る蹴るの暴力、バケツの水、盗難、、。
バカみたいな格好をさせられて写真をとられたり、
マッチの火を髪にあてられたり。

私が嫌な思いをする事柄を、毎日楽しそうに彼女達は考えている。




最初の頃はいくら覚悟を決めたとは言っても、納得もいかないし悔しくて涙がとまらなかったが、
今では諦めに近い感情に支配され、制服が汚れるのにも慣れてきた。






私がどんなに泣きわめいたり訴えても彼女達は何も心を動かさない。

体を壊したって状況はかわらない。

ガキ扱いしてみても、いじめをあおるだけだ。


彼女達の気が済むまで耐える他仕方がないらしい。


あとはもう、私の中で負の感情をどれだけ消化できるかにかかっているのだろう。




そう割り切ってみても、ただ、虚しさが残った。








そんな中、申し訳なさそうに私を見つめる視線があった。



カナだ。


ターゲットが私にうつった事で、彼女は放っておかれる存在に戻ったのだ。

いつも何か言いたそうにこちらを見ている。







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